○○_end.logファイルには矩形励振源を用いた連続波の解析で透過率の算出に使用する情報が出力されます。
矩形励振源や面プローブを解析初期および解析終期に透過するポインティングベクトル(以下S)の1周期積算値について下記3行1セットで積算後に出力します。
1行目 矩形励振源・面プローブのdvy×dvxの方向(Sの正方向)
2行目 矩形励振源・面プローブを通過するSの総和
3行目 矩形励振源・面プローブを通過するSの平均
例として 中空銀ナノ粒子のFDTD法によるシミュレーションのようなモデルで、散乱体を挟むように矩形励振源と面プローブを配置して解析するとend.logファイルには以下のように出力されます。
1~3行目(矩形励振源の位置で解析初期に集計):入力波形の1周期S積算値
4~6行目(矩形励振源の位置で解析終期に集計):定常状態における入力波形+反射波形の1周期S積算値
7~9行目(面プローブの位置で解析終期に集計):定常状態における透過波形の1周期S積算値
end.logファイルの内容から下記の式で透過率を計算できます。
透過率 = 透過波形のS総和 / 入力波形のS総和 = 8行目 / 2行目