spectrum.csvには透過・反射スペクトルの計算結果が出力されています。KeyFDTDの詳細設定画面で設定する「面源DFT出力周期」に「1」以上の整数を設定すると出力されます。詳細は「自動DFT出力」をご覧ください。 ○○_Port○_spectrum.csvファイルは励振源および面プローブの数だけ出力されます。spectrum.csvに出力される各列の値は以下のとおりです。
1列目:周波数[HZ]
2列目:波長[m]
3列目:Ex^2
4列目:Ey^2
5列目:Ez^2
3、4、5列目は矩形励振源か面プローブかに応じて、各周波数成分のEx、Ey、Ezについて以下の式で計算したエネルギー反射率・透過率が出力されています。
(透過・反射波形のフーリエ変換結果 / 入力波形のフーリエ変換結果)^2
例として 中空銀ナノ粒子のFDTD法によるシミュレーションのようなモデルで、散乱体を挟むように矩形励振源(Port1)と面プローブ(Port2)を配置して解析すると、sample_Port1_spectrum.csvに反射スペクトル、sample_Port2_spectrum.csvに透過スペクトルが出力されます。